本記事は、秋田県の南東にある『乳頭温泉郷』にて、1泊2日で秘湯と七湯巡りの旅行記をご紹介します!
本記事では、「野湯や大自然の中の温泉に入浴したい!カップル向け」ですが、まったり湯めぐりを楽しみたい方は、今回紹介する野湯には行かず、湯めぐりも2ヶ所くらいに絞るとちょうど良いかと思います!
乳頭温泉は混浴風呂が多く存在します。本記事では、カップルでの入浴難易度を実体験のもと評価してみました。
予約内容
往復交通費(東京発)と宿泊費一人あたり:34,850円
- JTBツアー(新幹線往復、周辺ホテル):22,400円/人(税込)
- 『鶴の湯』宿泊(一泊二食、囲炉裏なし):14,450円/人(税込)
- JTB割引:秋田県おすすめ施設割引クーポン:-2,000円/人
予約したタイミングでは、JR東日本が提供する「えきねっとトクだ値」などの割引やキャンペーンを適用しても、JTB(新幹線、周辺ホテル)ツアーで全国旅行支援割引を活用した方が安かったので、乳頭温泉へは、JTBツアーで予約しました。
秘湯&湯めぐりコース!
東京から乳頭温泉へは、東北新幹線こまち号で約2時間50分かけ田沢湖駅
そこからバスで約40分ほどかけて乳頭温泉郷へ
湯めぐり 1日目
- 6:32-9:21東京駅(発)-田沢湖駅(着)
東北新幹線「こまち号」で出発
- 10:30アルパこまくさ(着)
アルパこまちまではバス
- 11:40ジンギスカン食堂(昼飯)
までは送迎バス
- 12:30鶴の湯(湯めぐり帖購入)
- 13:30湯めぐり①『黒湯温泉』
孫六温泉まで徒歩約5分
- 14:00湯めぐり②『孫六温泉』
- 15:30トレッキング
孫六温泉から一本松温泉まで片道徒歩約40分のトレッキング
- 17:00湯めぐり③『鶴の湯』
- ラベルタイトル
移動
東京から朝一出発のこまち号にて駅弁を食べながら秋田へ向かいました。
鶴の湯旅館に宿泊する場合は、田沢湖駅からバスで約40分くらいの「アルパこまくさ」にて送迎バスがあるとのことで、まずは送迎場所まで移動しました。
自然ふれあい温泉館
アルパこまくさのバス停を降りると目の前に、「自然ふれあい温泉館」があります。入るつもりはなかったのですが、源泉掛け流しの湯があるとのことで入館。内湯以外に露天風呂もあり、温泉は湯の花と硫黄の香りを楽しめました。
ジンギスカン食堂(昼飯)
旅行に行く前からGoogle検索でここのお店が気になっていて、鶴の湯送迎バスが来るまで時間があったので、ここで昼食を食べることにしました。
店内は、まさに山の麓にある登山客で賑わうようなイメージで、雰囲気がまず最高でした。口コミで人気だったジンギスカン定食を食べましたが、めちゃくちゃ美味かったです!!北海道のだるまやシロクマと同じくらい美味しく、臭みも全くないです。ジンギスカンをつけるタレも白飯に最高にマッチしておかわり必須です。
乳頭温泉にいくなら、ここには絶対立ち寄ってほしいくらいおすすめです!
湯めぐり
乳頭温泉郷の各宿(鶴の湯・妙乃湯・蟹場・大釜・孫六・黒湯・休暇村)にて発行されている「湯めぐり帖」を購入すると、各宿の温泉に入浴でき、各宿前のバス停留所を周る湯めぐり号に乗車することができます。
料金:大人2,000円、子供1,000円
湯めぐり①『黒湯温泉』
黒湯温泉は、乳頭温泉郷の中で最も奥に位置しており、山の宿といった感じです。混浴の露天風呂は、一組入ってると気まずいくらいの狭さですので、カップルで入浴するのは少し難易度が高いです。一組抜けたタイミングで彼女に声をかけて入浴できました!
湯めぐり②『孫六温泉』
孫六温泉は、黒湯温泉から徒歩約5分の川沿いに位置しています。混浴の露天風呂はありますが、黒湯温泉と同様に一組入っていると気まずいと感じる狭さで、カップルで入浴するのは少し難易度は高いかと思います。
ただ、女性風呂側にも川沿いの露天風呂があるそうなので、ここは、無理して混浴に入らなくても良いかなと思いました。男女別の唐子の湯は、泉質がラジウム鉱泉とのことでまた違った入浴を楽しむことができました。
一本松の湯
孫六温泉から黒湯温泉へ千逹川沿いに登っていく登山ルートに突如現れる秘湯です。登山者からは丸見え、かつ、写真のようなルートを40分ほど登らないといけないので女性は厳しいかもしれません。
湯めぐり③鶴の湯
日本秘湯を守る会にも加盟している『鶴の湯』は、乳頭温泉郷の中でも少し外れた位置にあり、最も歴史ある温泉旅館です。本陣は登録有形文化財に登録されていて、建物に風情を感じられます。また、混浴風呂は、姫のとおりという風呂通路があり、乳頭温泉郷の中で最も難易度は低かったです。
宿泊者限定の貸切タイプの内湯と露天風呂もあり、カップルにかなりおすすめの宿です。しかも、夕食もボリューム満点地元の美味しい料理を食べて、15,000円以下で宿泊できることに驚きでした。
湯めぐり 2日目
- 10:35湯めぐり④『蟹場温泉』
- 11:10湯めぐり⑤『妙乃湯』
妙乃湯から徒歩約5分
- 12:40千逹川の湯
妙乃湯から徒歩約30分
- 14:00湯めぐり⑥『大釜温泉』
孫六温泉から大釜温泉まで湯めぐり号
- 14:30湯めぐり⑦『休暇村乳頭温泉郷』
大釜温泉から徒歩約7分
- 16:30田沢湖駅
夕食、おみやげ
- 18:10帰宅
- ラベルタイトル
湯めぐり④『蟹場温泉』
昔、周辺にサワガニがたくさんいたことから名付けられて温泉です。混浴風呂は本館から少し歩いた森の中に露天風呂があり、黒湯温泉や孫六温泉よりはだいぶ広い露天風呂なため、カップルで入浴する難易度はそこまでは高くないです。他の温泉とはまた雰囲気が一変して、森林浴を浴びながら温泉に入れるという癒しの空間でした。
湯めぐり⑤『妙乃湯』
大釜温泉を通り過ぎ、歩いて約7分のところに、妙乃湯があります。乳頭温泉郷の中で一番清潔感があり、入浴者数が他施設に比べて多く感じられました。
混浴風呂は、常に満杯で、かつ、ほとんど男性でした。そのためカップルで入浴するのは難易度が高く感じました。ただ、男女別の温泉がとても充実しているので、混浴が苦手なカップルでも、楽しめる温泉施設です。
千逹川の湯
大釜温泉から孫六温泉まで歩いて約20分、そこから千達川の湯まで、約10分ほどです。登山ルートに入り、すぐのところにあるのですが、Googleマップ上の位置とは少しずれていました。とにかく、赤いテープを頼りに入口を探してください!
こちらは、一本松の温泉とは違い、登山ルートからは茂みに隠れていますので比較的入りやすかったです。ただ、底がかなり熱くてビーサンがあると便利でした。
湯めぐりも楽しいのですが、個人的には、野湯の方がテンションあがりました!
湯めぐり⑥『大釜温泉』
孫六温泉より湯めぐり号で大釜温泉まで行きました。木造校舎風のたたずまいとなっており、外には足湯もあります。こちらは、混浴風呂はなく、すべて男女別となっていました。
湯めぐり⑦『休暇村乳頭温泉郷』
ここは、他の温泉旅館と違って、リゾートホテルで、妙乃湯に次いで清潔感がありました。こちらも大釜温泉と同じく混浴風呂はなく、男女別の温泉施設だけです。また、家族連れや男女で来ているお客さんの数が多いように感じました。
田沢湖駅へ向かうバス停が休暇村の前にあり、シャワーやアメニティーも一番充実しているとから、ここ最後に体と髪の毛を洗い、湯めぐりの最終地点としました。
まとめ
今回は、1泊2日で乳頭温泉郷の7つの湯と秘湯の2ヶ所、自然ふれあい温泉館の計10ヶ所の温泉をカップルでまわりました。体力的にしんどい部分もありましたが、どの温泉施設も良さがあり、すべてまわって満足な旅行でした。
カップルで混浴風呂に行く際、少し抵抗ある方は、男女別の温泉でも十分満喫できますが、鶴の湯の混浴は比較的難易度は低かったのでおすすめかと思います!
紅葉や雪景色の乳頭温泉郷もぜひ行ってみたいなと思っています。
旅館は、空席確認も兼ねて電話で予約しました。また、当時の大手旅行サイトでは、鶴の湯温泉別館の『山の宿』と『孫六温泉』、『大釜温泉』、『休暇村 乳頭温泉郷』の4施設だけ見当たりました。参考までに予約サイトを貼り付けます▽
その他旅館の予約方法および各温泉施設の詳細は、乳頭温泉郷組合の公式サイトよりご確認ください。