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【2025年度】測量士補の独学勉強法とおすすめ参考書

資格
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本記事では、測量士補試験を半年間コツコツ独学で合格した時の勉強方法やおすすめ参考書をご紹介!

【測量士補の取得背景】
仕事でRTK-GNSS測位やドローン測量、3Ⅾスキャンなど新規業務を実施するにあたり、測量の基本知識を学ぶ必要がありました。測量士補の問題を見ると、写真測量RTK地図編集といった新規業務に最低知っておきたい知識が試験科目にあったのので受験しました。
ひろ
ひろ

測量士補の勉強は、
これからのICT技術を活用した時代に
欠かせない基礎がつまっています!

測量士補とは

測量士及び測量士補は国土地理院が実施している国家資格になります。測量士補は、測量士が作製した計画に従って、測量業務を実施するので、その補佐役という位置付けになります。

測量士は、測量に関する計画を作製し、又は実施する。
測量士補は、測量士の作製した計画に従い測量に従事する。

出典元:e-Govポータル(2023年1月時点)|測量法

また、測量士補に合格することで、「土地家屋調査士」試験の午前の部が免除になるため、土地家屋調査士を目指す人も多く受験します。

試験概要

測量士補は、年齢、性別、学歴、実務経験などの制約はなく誰でも受験することができます。

試験日令和7年5月18日(日)
受験願書
受付期間
令和7年1月6日(月)
から1月30日(木)
受験地北海道、宮城県、秋田県、東京都、新潟県、富山県、愛知県、
大阪府、島根県、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県、沖縄県
受験料2,850円
※電子申請は2,800円
試験方法マークシート方式(択一式)
合格発表日令和7年6月26日(木)午前9時
出典:国土地理院公式サイト
受験申込書類の入手や交付場所、変更や詳細な情報などは国土地理院公式サイトの受験案内にてご確認ください。

令和7年の試験から、電子申請による受験願書等の提出、試験手数料の納付が可能になったそうです。詳しくは、国土地理院公式サイト”測量士・測量士補試験の願書提出(電子申請)“をご確認ください

試験項目

[1] 測量に関する法規
[2] 多角測量、汎地球測位システム測量、水準測量
[3] 地形測量、写真測量、地図編集
[4]応用測量

※ 上記の各専門科目に関連して技術者として測量業務に従事する上で求められる知識(技術者倫理、測量の基準、基礎的数学等)や三次元点群測量についても出題

出典:国土地理院公式サイト
試験時間出題数点数配点
3時間
(13:30-16:30)
28問25点/問700点
出典:公益社団法人日本技術士会公式HP

合格率と難易度

測量士補は、1問当たり25点の700点満点です。その中で、450点以上点数が取れれば合格となります。つまり、全28問のうち18問以上正解すれば合格です。

年度受験者数(人)合格者数(人)合格率(%)
令和6(2024)13,6334,27631.4
令和5(2023)13,4804,34232.2
令和4(2022)12,5565,54044.1
令和3(2021)12,9054,49034.8
令和2(2020)10,3613,13830.3
令和元(2019)13,7644,92435.8
平成30(2018)13,5694,55533.6
平成29(2017)14,0426,63947.3
平成28(2016)13,2784,76735.9
平成27(2015)11,6083,25128.0
平成26(2014)11,1184,41739.7
平成25(2013)10,5962,24821.2
平成24(2012)10,5514,28940.7
出典:公益社団法人日本技術士会公式HP

合格率の表より、2013(平成25)年度は21.2%と合格率がとても低いですが、2017(平成29)年度は47.3%と半分近くの合格率となっています。700点満点中450点以上という絶対評価のため、年度によっては合格が難しい場合もあります。

2009(平成21)年度から2022(令和4)年度までの測量士補の合格率はグラフより、20〜45%の間を行き来しているように思えますが、2020年くらいから合格率が上昇傾向のように見られます。

独学での勉強方法

例年、測量士補は全28問のうち10問くらいは、計算問題が出題される傾向です。そのため、過去問で繰り返し解いて、問題に慣れることが一番重要だと思っています。計算問題は高校生の数学基礎レベルなので、難易度としてはそこまで難しくはないです。

ただし、測量専門学校などに通っていた人でなければ、初見で解くのは難しいので、まずは、分野別の過去問を購入して、一周解いた後に、国土地理院公式サイトから直近の過去問1〜3年分をダウンロードし解く方法がおすすめです。

おすすめ独学参考書

私が実際に勉強していておすすめする参考書は、日建学院が出版している『測量士補 過去問280』です。文章が見やすく、解説も丁寧でした。また、大手資格試験予備校が出版している安心さもあります。

まとめ

今回は、測量士補の資格を合格するためのおすすめ参考書や勉強方法のご紹介でしたが、ドローンなどによるICTやRTK測位といった最先端の仕事に今後携わるのであれば、測量士補試験の範囲を勉強しておくとはおすすめかと思います。実際に、私も資格取得よりかは、基礎知識をつけるためのモチベーション材料として、測量士補を受験しました!

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