二級建築士の学科を独学で合格できましたので、実際の体験談よりおすすめ参考書や勉強方法をご紹介します!
二級建築士について
ニ級建築士は都道府県知事の免許を受け、ニ級建築士の名称を用いて、設計、工事監理などの業務を行う資格を有する者です。二級建築士は一般住宅ていどの規模であれば、木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造の設計をすることが可能です。 ハウスメーカーであれば大抵の住宅設計は可能なので二級建築士を受験される方も多いと思います。
また、建築士法改正によって二級建築士受験資格の実務経験が不要になり、試験は大学卒業と同時に受験できるようになりました!
二級建築士学科試験情報
出題形式 | 出題科目 | 出題数 | 試験時間 |
---|---|---|---|
五肢択一式 | 学科I(建築計画) | 25問 | 計3時間 |
学科II(建築法規) | 25問 | ||
学科III(建築構造) | 25問 | 計3時間 | |
学科IV(建築施工) | 25問 |
- 受験資格:建築士法第15条より
- 大学(短期含む)、高等専門学校などで指定科目を修めて卒業
- その他都道府県知事が認める者
- 建築実務の経験を7年以上有する者
- 試験日:7月第一日曜日
- 資格種類:国家資格
- 受験申込:(令和3年より)原則として「インターネットによる受付」のみ。
セットで受験したい「福祉住環境コーディネーター」の勉強方法もご紹介していますので同時受験など挑戦したい方はぜひ下記の記事もご参考ください!
二級建築士試験の合格率
二級建築士の合格率は以下の通りで、学科は最近2年で40%を超している結果です。しっかり勉強すれば合格は難しくないように思えます。
年 | 学科(%) | 製図(%) | 総合(%) |
---|---|---|---|
平成25 | 28.3 | 53.0 | 19.5 |
平成26 | 37.9 | 55.3 | 24.3 |
平成27 | 30.1 | 54.0 | 21.5 |
平成28 | 42.3 | 53.1 | 25.4 |
平成29 | 36.6 | 53.2 | 24.3 |
平成30 | 37.7 | 54.9 | 25.5 |
令和元 | 42.0 | 46.3 | 22.2 |
令和2 | 41.4 | 53.1 | 26.4 |
令和3 | 41.9 | 48.6 | 23.6 |
令和4 | 42.8 | 52.5 | 25.0 |
令和5 | 35.0 | 49.9 | 22.3 |
令和6 | 39.1 |
おすすめ参考書
私が購入したおすすめ参考書は、
参考書を選ぶ際に、建築法令集の出版社を統一することをおすすめします。日建学院と総合資格学院とでは建築法令集のページが出版社ごとで違うので、統一していないと法規分野の解説該当箇所を探すのがとても面倒になってしまいます。
総合資格学院で勉強するなら▼
日建学院で勉強するなら▼
建築士の学校といえば日建学院と総合資格学院が有名ですが、私が日建学院の参考書を選んだ理由は参考書が大きく見やすかったからです。ただ、どちらも経験豊富な大手資格学校なので、どちらの参考書を買っても良質だと思います。
勉強方法
- スタンダード二級建築士の参考書を練習問題を解きながら1週
- 日建学院の分野別厳選問題集を2週
→分からない問題はスタンダートでチェック - 日建学院の過去問題集チャレンジ7を2週
- 各大手資格学校の無料直前対策に参加して法改正問題に備える
まずスタンダード二級建築士で何となく用語に慣れるようにします。その後、過去問を集めた分野別の問題で知識を定着して行きます。問題集はコンパクトに電車などで復習できるように、購入したらすぐに分野別に分けるととても使いやすいです。特に日建学院の問題集は用紙サイズが大きいので、毎回持っていくと荷物になり大変です。その日に勉強する分野だけ持っていけるように分野別に分けることをお勧めします!
激選問題集を2週したら、過去問題集チャレンジ7でアウトプットして行きます。宅建もそうでしたが、過去問をしっかり解いたかが合格できるかの大きな分かれ道な気が私はします!
試験直前
試験直前は各大手資格学校が無料で開催している直前対策講座を受験しました。経験と情報豊富な大手資格学校がまとめた資料や講義を受けることができるのでとても参考になりました、試験当日に持参した資料としても私は活用していました。また、独学だと法改正の情報などあまり入ってこないが、この直前対策で簡潔に試験に出そうな法改正を教えてくれたので助かりました。
日建学院の法令集を持って、総合資格学院の無料直前講座に行った際は、該当ページが違うので探すのが少し面倒くさかったけど、支障はありませんでした
まとめ
本記事は、二級建築士の学科を独学で合格できましたので、実際の体験談よりおすすめ参考書や勉強方法をご紹介しました。ご参考になれば幸いです。